【さらばマージナリア】だからこそ読んでほしい特別号と第7号

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 みなさんご無沙汰しています。今年のトビリシはずいぶん冷え込んでいますが、日本はいかがでしょうか。トビリシは比較的温暖な地域として知られているものの、ここ数日は氷点下になることも少なくありません。

 バレエ団はここまで、『ジゼル』や『白鳥の湖』、『ゴルダ』など先シーズン同様のレパートリーに加え、子供向けのバレエなどを上演しています。夜の10時過ぎまでリハーサルの終わらない日もあり、なかなかタフなスケジュールが続いています。

 いまトビリシは夜中の0時過ぎなのですが、数時間後にはスペインツアーに旅立ちます。毎年恒例の行事で、2週間ほど北スペインを中心に『くるみ割り人形』などを上演する予定です。

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さて、休日などを利用して長らく編集作業に携わってきたマージナリアですが、今年限りでしばらく身を引くことにしました。

 理由は今シーズン最初のブログでほのめかした通りです。

今シーズンは「自分に投資する1年」になりそうです。傍から見るとややアウトプットの少ない1年になってしまうかもしれませんが、将来的に今よりもより発信力の強いアウトプットを生み出せるような環境づくりを徐々に始めよう、と思っています。事実、もうすでに始めています。まだ公に発表できるものは少ないですが、まずはダンサーとしてのキャリアをしっかりと見据えたうえで、マージナリアのような活動も活性化できればと思います。
 遅かれ早かれマージナリアから身を引くことは昨年の時点でほぼ決めていました。日本に住む寄稿者や運営委員同士の連絡を仲介する難しさもさながら、読者や寄稿者のみなさんの声を直接聞くことができないこと、トビリシの自宅に印刷機がないこと(笑)、日本の大学や大学院に通う友人たちとは(長らく異なる生活環境にいたこともあって)雑誌の方向性やお互いの価値観を共有しにくくなってきたこと、そういった現状を踏まえての決断です。

 とはいえ、この秋~冬には2つの異なる雑誌がマージナリアから出版されたことを誇りに思います。1つは10月に完成した『マージナリア特別号』。少数先鋭で「わたしのいる歴史」というテーマに取り組み、全ページオールカラーで印刷されています。まだ現物が手元にないのですが、できるだけ多くのみなさんに読んでいただければ嬉しいです。こちらの特設ウェブサイトも覗いてみてください。
 もう1つは今月末に出版する『マージナリア第7号』です。「遊び」をテーマにしており、どの企画もかなりぶっとんでいます(笑)。編集作業はほぼ99%終わっていて、現在は校正の最終段階。出来上がりが今から楽しみです。


 そんなこんなでマージナリアやら公演やらこなしていたのですが、数時間前から風邪の兆候が・・・wマージナリアを続けるのはちょっときついな~と最近より強く思うようになった、もう1つの原因がこれです。去年あたりまでは時間にも余裕があったのですが、ここ最近はそうもいかず、残り10年ほどのダンサー生活でもっとも大切なこの時期を、自分とは別の世界に属する印刷物製作の連絡業務や編集作業に費やしていては後悔するな、と。運営委員の友人たちとともに7年ほど続けてきた活動とはいえ、5年以上もの間を文字通り「別世界」で過ごしてしまうと、そう思わざるをえなくなっても仕方ないのかなと感じています笑。


 ツアー中は変則的な生活を強いられるので体のコンディションには気を付けたいと思っています。精神的にリフレッシュできるチャンスでもあるので、しばらくはIndesignから離れて、スペイン生活を楽しむつもりです。



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